服役中の中国人作家でノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏の妻が自宅で軟禁状態に置かれている問題で、国際的な人権団体は、4日から訪中するアメリカのバイデン副大統領に対し、劉氏の妻を解放するよう中国側に働きかけることを求める声明を出しました。

中国の民主化を訴えた作家の劉暁波氏は、懲役11年の判決を受けて服役中で、2010年にノーベル平和賞に選ばれた直後からは、妻の劉霞さんも北京の自宅で軟禁状態に置かれ続けていて、外部との接触もほとんど絶たれています。支援者によりますと、劉霞さんは軟禁状態の長期化に伴い、持病の心臓の病気に加えて、精神的に追い詰められているということです。このため、国際的な人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」などは、4日から中国を訪問するアメリカのバイデン副大統領に対し、劉霞さんを解放し、劉暁波氏のほかの家族への迫害もやめるよう中国側に働きかけることを求める声明を出しました。
また、劉霞さんも3日、支援者を通じて中国当局に対し、専門家による心理面の治療や、劉暁波氏との手紙のやり取りを許可するよう訴えたということで、バイデン副大統領が中国の指導者との会談でこの問題を取り上げるかどうか注目されます。